012793 ランダム
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真のママであるために

真のママであるために

はじめての独り暮らし

はじめて自分でもった部屋はスナックの寮だった。2LDKを2人で使った。一緒に暮らしたのはチャーリーという女の子。髪が長くて観月ありさ似の綺麗な人だった。女の私でも見入ってしまうほどだった。その寮にはいったからにはスナックで働かなくてはならなかった。けど未成年が保護者なしでアパートを借りれるわけはなくこんなとこしか居場所がなかった。チャーリーはとてもいい人だった。私を嫌な客やいじわるな先輩から助けてくれたりした。
休みの日は2人でぼーっと過ごしたこともあった。彼女がよく聴いていたCDはシーナ&ロケッツ。私が大人になってから探して購入して今も聴いている。
そのころ私は断ることができなかった。客が」しつこくしてくれば仕事が終わった後もつきあうこともあった。そのままHに持ち込まれるのもいやなのでハイテンションで朝まで起きて遊んだこともあった。はじめて水商売で働いたけど本当は大嫌いな仕事だった。親父がスナックを経営してたけど私は絶対にこのような仕事はしないと嫌っていた。でもやってみると楽しい事もあるなと思った。お酒も飲めるようになった。ここにいながら別の場所に部屋を借りる事ができた。大家さんの家の2階の1部屋を貸してるもので月1万だった。風呂なしトイレ共同だったけど今の私にはとってもいい物件だった。
私の信用だけで保証人はいらない。私はすぐにスナックをやめて逃げるようにそっちに移る。チャーリーが荷物を届けてくれた。彼女は今幸せになってるだろうか・・・。もう会う事はないんだろうと思う。


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